制度解説

特別養子縁組制度まるわかり!里親登録までの流れを7STEPで解説!(後編)

特別養子縁組里親に登録するための流れとは

今回は特別養子縁組里親に登録して委託待機になるまでの流れ6+1 STEPで解説の後編です!

前半では、相談はどうすればいいのか、何を聞かれるのか~登録前研修まで

ご紹介しました。

特別養子縁組制度まるわかり!里親登録までの流れを7STEPで解説!(前編)特別養子縁組里親になるための最初の一歩や研修内容、提出書類について、前半の最初の一歩と研修内容について3STEPに分けて解説を行っています。...

4.養子を育てたい人の講座を受講

3の登録前研修と同時並行で受講できます。

内容は特別養子縁組に絞ったもので、以下の通りです。

研修は登録前研修後の2~3時間+1日の講習となります。

講習の内容
  • 里親制度と特別養子縁組の違い
  • 普通養子縁組とは異なり『子どものための養子縁組』であること
  • 法律や、委託後の家庭裁判、戸籍異動の手続きについて
  • 民間の養子縁組あっせん法について
  • 『真実告知』の重要性、子どもの権利について

里親制度と特別養子縁組制度の違いについては以下の記事で解説しています!

特別養子縁組と養育里親の8つ共通点と違いのポイントを解説!養育里親と特別養子縁組について、制度面や要件、権利などについて共通点と違いをまとめました。それぞれの目的は?里親や特別養子縁組するための条件は?などを解説しています。...

ここまでをもって研修は終了!

5.申請書の提出と家庭訪問

いよいよ登録のための申請書の提出です。

そのために、下記書類をそろえます。

里親の申請に必要な書類
  1. 里親申請書・誓約書:所定の書類で一般的な内容です。
  2. 履歴書:同居家族の写真、小学校からの学歴、別居の両親や兄弟の住所など
  3. 住居の平面図:ハウスメーカの図面や手書きでもOK
  4. 健康診断書:職場などの診断書の写しでOK
  5. 所得の証明書:源泉徴収や確定申告の写し
  6. 戸籍謄本と住民票
  7. 登記されていない証明:成年被後見人でないことを証明するもの法務局から入手
  8. 刑罰証明書交付依頼承諾書
  9. 住宅の位置図:近くの公園や保育園、学校などがわかる地図(手書きでもOK)
  10. 写真:同居家族全員が写っている写真
  11. 里親申請者の生活史:生い立ち(家庭環境や学校生活、現在に至るまでの歴史)
  12. 養育方針:子どもを受け入れたときにどう育てていきたいのか
  13. 同意書やアンケートなど

11と12は様式不問で夫婦それぞれA41枚程度記載しました。

12は「こんな子に育ってほしい」、「そのために〇〇に気を付ける、教育する」といった感じで記載しました。登録前研修でのグループワークが役に立つ!

家庭訪問では

主に、提出した書類のうち、11生活史と12生い立ちについて特に質問が多かったです。

また、お互いの両親の承諾は得ているのか、何かあったときに頼ったり

協力を得られるのかという点も、かなり聞かれた印象でした!

えー、生活とか過去がすべて丸裸!
そうなんですよね、文字通り赤裸々におしゃべりする面会になります!

6.都道府県社会福祉審議会の審査と期間

これはただただ、祈って待つばかり!

私たち夫婦は、下記の日程感で進みました。

おおよそ半年で登録
  1. 5月に初めて児童相談所に電話、5月末に面会
  2. 7月中旬に基礎研修講義、8月中旬に基礎研修実習
  3. 9月初旬に登録前研修講義、11月初旬に登録前研修実習
  4. 11月初旬特別養子縁組の研修
  5. 11月中旬に提出
  6. 12月初旬に里親登録

7.更新研修

更新の研修は5年に一度行われます。

養子を育てたい人の更新についても、里親の更新研修後そのまま+3時間で

丸1日で終了します。

 

以上、里親や特別養子縁組するために何するの?という、登録までの流れを解説しました!

不明点、詳しく聞きたい内容などありましたら気軽にお問合せかTwitterまでご連絡ください!