特別養子縁組里親に登録するための流れとは
今回は特別養子縁組里親に登録して委託待機になるまでの流れを6+1 STEPで2つの記事に分けて解説します!
1.まずは相談
里親や養子に興味あるけどどうしたらいいの?
お住いの地域の児童相談所に電話し、面会日程を決めよう!
県のHP(EX:東京都)からでもお住いの地域の児童相談所がわかります。
まずは電話し、里親や特別養子縁組に興味がある旨を伝えましょう。
その後面会日程を相談して面会で制度に対して詳しい説明があります。
- 制度や登録までの流れ:児童相談所によって違うのでしっかり聞きましょう
- 里親になるための条件:児童相談所によって違うのでしっかり聞きましょう
- 大まかな民間との違い:民間との併願可否など
- 該当地域における直近の事例の有無など
まず、パンフレットと当年の開催スケジュールのプリントなどをいただいて
制度の目的や研修の流れ、条件を教えてもらいます。
地域によっては特別養子縁組里親と養育里親の併願ができないところも一部ありますが
一般的には養育里親と特別養子縁組里親が併願でき、研修も養育里親+数時間で特別養子縁組里親に登録できる研修システムになっています。
次に、民間機関で特別養子縁組を受けることができること、併願可否を教えていただけました。
質問すれば、直近で特別養子縁組の成立事例があるのか、必要な収入条件があるのかなど、リアルな情報を教えてくれます。
- 養子縁組や里親に興味を持ったきっかけ
- 養子縁組里親か養育里親か両方か
- 想定している子どもの年齢
- 両親や親せきの賛成が得られているか
私の場合、きっかけや背景は、一番最初に聞かれました。
いつごろから里親を知っていて、いつ頃から興味を持ち、どう考え夫婦で話し合ったのか
今面談に踏み切った理由はなにかなど聞かれました。
面会では聞きたいことを全部聞いてしまおう!
あなたの背中を押す手助けをさせてください!
2.基礎研修の受講
お住いの地域の児童相談所によりますが、
土日も含む計2日(講義1日、実習1日)、複数個所から
申し込み場所を自ら選定できます。
ただし直近は基礎研修の実習は1か月後の〇〇乳児院だけといった感じなので、
土日だけを選ぼうとすると、登録前研修と合わせて1年ほどかかると思われます。
- 乳児院や養護施設と里親家庭の違いを知る
- 里親を求める子どもたちについて知る
- 里親に求められるスキルや立ち位置の教育
- 自己理解を深めたり傾聴力の必要性について学ぶ
- 今後の流れや里親子支援のプログラム(里親会)について学ぶ
- 半日かけて詳しい制度について講習を受ける
- 丸1日児童養護施設または乳児院の実習(ほぼ見学と施設運営を学ぶ)
半日の講習
本ブログの各記事で解説しているような以下を学びます。
ニーズに合わせて、随時記事を更新!⑤と⑥の一部については次の記事で解説しています。
- 社会的養護とは
- 社会的養護の現状
- 家庭養育が優先されるべき理由
- 虐待としつけについて
- 里親の要件
- 里親の種類
- 里親の養育
- 社会的養護改革への取り組み(法改正の意図)
1日の乳児院研修
研修では午前中に座学を、午後に見学と意見交換を行いました。
項目としては以下の3つ
- 児童養護施設や乳児院で暮らす子どもたちについて
- 施設内の見学
- 意見交換
全国の里親数や施設、児童、職員の数からわかる現状を教えていただきます。
また見学に伺った施設の直近の看護士や保育士などの職員数と入所児童の現状について
教えていただきます。
また、保護された児童の数やその内訳から
どんな背景を持つ子どもたちが施設で暮らしているのかが数字としてわかります。
3.登録前研修
登録前研修は講義2日、養育実習2日間で構成されている。
登録前研修の講義2日間
講義では大まかに3つの分野についてより深く学びます。
- 里親養育にかかわること
- 子どもの成長・発達にかかわること
- 里親会や体験談、グループ討議
登録前研修の実習2日間
講義では大まかに3つの分野についてより深く学びます。
- ほぼマンツーマンで栄養士の方から子どもの栄養管理について
- 同じく心理士の方から子どもの心の発達や社会的養護特有の問題について
- 丸2日特定の子ども達と関わりを持ち、お昼も一緒にいただく
専門知識や職員さんの人数、設備、子どもへの配慮を間近で感じることができ
正直、里親必要?と自信を無くしました。私たちが育てるより充実しているのでは?と
不安にもなりました。
しかし、この時に教えていただいた内容や、お話することで、私たちの中でできた
理念、真実告知への考えは、今でもとても大事な私たちの柱になっています!
では!後半では残りの研修や特別養子縁組の研修、最後にどの程度の日数を要したかなど
解説しますのでそちらもぜひ、ご覧ください。